トラリピ AUD/NZD 利益確定額変更
今日から、先日に取り上げさせてもらったAUD/NZDのトラリピでの取引が開始されました。
今日始まったばかりですが、利益確定額を『1クリック設定』の『1.5NZD』から変更しました。
今回はのその経緯について記事にさせていただきます。
他の通貨ペアにて
『分かってないまま』というブログ名に入れているわけですが、分かっていないので以前から取引を行った通貨ペアでも『1クリック設定』をよく用いていました。その設定で運用を行っている際に気になることが出てきたのです。
利益確定するのが早すぎる?
正確に当時の記録を残しているわけでも無いのでデータこそ有りませが、利益確定後も、より利益が大きくなる方へレートが推移していくことが多く見られました。
こうした状態を見ると、利益確定額によって運用利益が明らかに異なってくることを実感しました。
利益確定額を決める指標は?
調べてみると、『ATR』を用いると良さそうです。
では、この『ATR』とは何なのでしょう?
ATRとは
名前から説明します。『ATR』とは『Average True Range』の略だそうです。
『True Range』の平均だということは何となく分かりますが、次は『True Range』が分かりません。順に見ていきましょう。
『True Range』、『TR』とは
『True Range』も単語の頭文字をとって『TR』と表記するようです。
この『TR』をズバリ言うと、『1日の最大の値動きの幅』となるそうです。
実際の値の計算方法は下記の3パターンの絶対値を計算し、その中で最大の値が『TR』と成ります。
『TR』計算パターン
①当日高値-前日終値
②前日終値-当日安値
③当日高値-当日安値
『TR』の平均『ATR』
『TR』まで計算できれば、後は平均を計算すれば『ATR』を求めることが出来ます。
AUD/NZDのATRは?
マネースクウェアさんのHPからAUD/NZDのヒストリカルデータ(2015/09/14~2020/09/26)をダウンロードし、上記の説明の通り『ATR』を計算しました。*1
その結果は『0.006968……』≒『0.007』でした。ここで四捨五入しているのは、複雑に考えても、あくまで過去のデータなので今後に対しての参考にしかなりません。その為、複雑に考えるより、単純に切りの良い値にしているだけで深い意味はありません。
導き出したAUD/NZDの利益確定額
下記の式によって導けばよいわけです。
式:『ATR』×『通貨数』=『利益確定額』
ここで『ATR』は先程求めた『0.007』です。
また、トラリピの設定でポジション1本の注文金額を『0.1万通貨=1000通貨』としています。
結果は『7NZD』を利益確定額としました。
式:『0.007』×『1000』=『7』
*1:2015/09/14分は前日データが無いので『③当日高値-当日安値』をTRとしています。