分かってないまま資産運用

30代会社員が分かっていないのに資産運用開始。実際に取り組んでいく中で、なんとなく分かった内容を綴っていくブログです。

トラリピ AUD/NZD開始(2020/09/26開始予定)

 トラリピの取り扱いペアにAUD(豪ドル)/NZD(NZドル)追加されるそうです。

取り扱い開始日は次の週末の"2020/09/26"です。

 マネースクウェアさん曰く『トラリピ史上最強通貨ペア』とのこと。

そんな事言われたら、やらないわけにはいかないという気持ちです。

 そういうわけで、分からないなりにAUD/NZDのトラリピについて見てみたいと思います。

 公式からの提案

 『トラリピ秋の運用プロジェクト』と第して、マネースクウェアさん公式で運用お勧めの理由と運用設定が公開されています。

トラリピ史上最強通貨ペア登場!! 新通貨ペア「豪ドル/NZドル」 - マネースクエア

 正直、分からない私が説明するより分かりやすくデータを掲示してくれています。

AUD/NZDの特徴

 以下の三点のような特徴が有るようです。

マネースクウェアさんの掲載情報から私が認識できた内容ですが、誤りがあった場合は申し訳有りません。

①レンジ(値動きの変動幅)が他の通貨ペアと比較し狭い。

 →トラリピ注文をいれる範囲が狭くてすむ。

 →注文数が少なくてすむ。

 →必要証拠金が少なくてすむ。

②値動き(100pipsあたり総推移)が他の通貨ペアと比較し大きい。

 →頻繁に値が上下する

 →リピート注文が頻繁に行われる。

 →利益確定が多くなる。

③ショック相場でも他の通貨ペアと比較し急騰・急落時の変動率が小さい。

 →想定していたレンジ幅から外れにくい。

 →ロスカットの危険性が比較的低い。

 そんなに良いなら分からなくても運用したい。

 『分からない』という初心者向けに、マネースクウェア公式の設定が『1クリック注文』というシステムで文字通り1クリックで注文可能となります。

引用元:トラリピ史上最強通貨ペア登場!! 新通貨ペア「豪ドル/NZドル」 - マネースクエア

ハーフ&ハーフ コアレンジ戦略※1 トラリピ注文

通貨ペア 豪ドル/NZドル 豪ドル/NZドル
売買の別
レンジ 1.04000〜1.13000NZドル 1.01000〜1.10000NZドル
注文金額(1本あたり) 0.1万NZドル 0.1万NZドル
トラップ本数 計61本 計61本
利益金額 1.5NZドル 1.5NZドル
決済トレール 設定しない 設定しない
ストップロス価格 1.15000NZドル 0.99000NZドル
ストップロス成立時の損失額※2 -277,550円※3 -277,550円※3

※1
「ハーフ&ハーフ コアレンジ戦略」とは、通常のハーフ&ハーフをベースにして、レンジの中心部分(コアレンジ)において、売りトラリピと買いトラリピを両方を仕掛け、収益機会のチャンスを広げる戦略です。
※2
ストップロス成立時の損失額はNZドル/円=70円で計算していますが、NZドル/円のレートによってはストップロス成立時の損失額が表記より多くなる場合もありますのでご注意ください。
※3
ストップロス成立時の損失額が運用想定資金の30%以下になるように注文金額やトラップ本数を設定しています。

 バックテストも掲載されており、2015/01~2016/06間のテストで利益が出るデータとなっています。

 ただ、ここで終わっては分からないままになってしまうので、気になった点を調べてみます。

リーマンショックは?

 まず、AUD/NZDの2005/01~2020/9(20日まで)のチャートを下図に示します。

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グラフ上の青枠の範囲がマネースクウェアさんが提示されているレンジです。

また、グラフ上の赤丸で囲った箇所がリーマンショックです。

 そして、マネースクウェアさんが示しているデータは想定レンジが青枠ですので、想定しているショック相場に2008年発生したリーマンショックが入っていないのです。

 分からないなりに少し確認してみます。

リーマンショック時の最安値(変動率)

 下図に赤:リーマンショック情報青:運用レンジ情報を示します。

また、オレンジ色:レンジ中央値からリーマンショックと同様の変動を予想を示す。

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もしリーマンショックと同じ値段になったら?

 図から読み取れるように、リーマンショック時の最安値『1.1919』は運用レンジ『1.13~1.01』に収まっています。

 つまり、値段が単純にリーマンショック最安値になることは問題無さそうです。

もしリーマンショックと変動率で暴落したら?

 図では、仮に想定レンジ中央値『1.07』から想定して示しています。
『1.07』からリーマンショック時の変動率『8.11%』で変動すると、『0.974』と成ります。『0.974』ですと、運用レンジからは外れています。

 また、マネースクウェアさんが提示している設定のストップロス価格『0.990』も下回ってしまうので、損失拡大を防ぐ目的で決算損益がマイナスでも決算が行われてしまうようです。

ストップロスせず待ち続けれないのか?

 確かに根拠無くストップロスを行わないのはリスクが高まる行為かと思います。

 しかし、折角ショックに強い、そして現状はレンジ相場を形成している通貨ペアです。ストップロス設定を消して運用は出来ないのでしょうか。

 ざっと計算してみます。

前提:AUD/NZD=0.974 NZD、NZD/JPY=70 円

必要証拠金166,359円、評価損益-345,870円

合計して必要運用資金 512,229 円

 想定運用資金を1,000,000円とされているので、証拠金維持率約195%となり、強制ロスカットにはならないようです。

AUD/NZD運用する?

 基本的にはマネースクウェアさん提示の設定で運用はしたいです。

 しかし、想定運用資金100万円をいきなり出すのは悩んでいます。

 抑えた運用資金でポジション数を減らして、リスクを増やさないようにして運用をしていこうかと現状では考えています。